1001 キハダの食害 10.01.11
2010.H22.01.01 小鹿野町両神山
写真をご覧下さい。キハダ(kiwada/kihada)ですが、
ちょうど人の背丈ほどまで鹿の食害です。
キハダはご存じの通りミカン科の落葉高木で、
コルク質の外皮をむくと黄色い内皮があります。これがキハダ(黄膚)の語源です。
塩化ベルベリンが含まれているので黄色く、また嘗めてみると苦みが有ります。
昔から健胃生薬や打ち身の漢方薬、或いは草木染めとして利用されてきました。
この付近十数本のキハダが有りますが、全て剥かれています。
写真は秩父地方なので、ホンシュウジカによるものですが
何故この苦い樹皮を嘗めるのかよく分かりません。
鹿も胃潰瘍にでもなるのかな??